PinAAcle 500 はフレーム原子吸光分析の常識を覆す、最先端のエンジニアリング技術により設計されました。独自の光ファイバー光学系と半導体検出器の組合せにより光学的スループットを飛躍的に改善し、さらなる高感度分析が可能になりました。
また、操作性およびメンテナンス性を高めるため、人間工学に基づきデザインされた独自の設計思想により、これから初めて原子吸光分析装置を使用する分析者の方でもすぐに精確な分析が可能になりました。
特長
究極の感度と精度
光ファイバー光学系と半導体検出器の組み合わせにより高感度分析が可能です。
- 光ファイバー光学系
光学的損失がほとんどなく、高感度測定が可能
地震等の振動による光学素子の位置がずれにくい設計
リアルタイムダブルビームにより、ランプ強度の変化によるベースラインのドリフトが起こりません
- 半導体検出器
従来の光電子増倍管よりも量子効率が高く高感度測定が可能
検出器からの電気的ノイズが低く、S/Nを実現
究極の耐久性
- コンフォーマルコーティングによる電子基板の長寿命化
- タッチスクリーン、光学素子、ステンレス製フレームシールドの耐腐食コーティング
- 長寿命純チタン製空冷バーナー採用
究極の操作性
クイックチェンジバーナーとSyngistix Softwareにより、ハード面でもソフト面でも使い勝手の良い設計です。
- クイックチェンジバーナー
世界で初めてガス接続(アセチレン、空気、亜酸化窒素)のチューブレス化により、チューブ劣化によるガス漏れの
可能性を排除
バーナー、チャンバー、ネブライザーはカセット式でワンタッチで取付 / 取外しが可能
- Syngistix Software
大画面のフルカラータッチスクリーンは誰でも簡単に操作可能
タッチスクリーンの取付位置はフレキシブルに変更可能
Syngistix Touch Software はタッチスクリーンで誰でも簡単に操作が可能
Syngistix for AA Software は WindowsOS 上での操作を可能にします
究極の分析スピード
FAST Flame システム、AutoPrep50、S23オートサンプラーを追加することで検量線作成、希釈操作、洗浄操作および多検体測定をすべて自動化することが可能です。
仕様
装置仕様 |
本体サイズ |
本体:W670×H640×D630mm 57Kg
タッチスクリーン:W350×H280×D50mm |
使用環境
(湿度、温度) |
+15~+35℃、相対湿度20~80%(結露がないこと) |
電源 |
単相 100~230V 8A |
ガス |
C2H2:純度99.6% 圧力0.09~0.1MPa
N2O :純度99% 圧力0.3~0.4MPa
Air :圧力0.3~0.4MPa(最大流量 28L/分)
|
ダクト |
ステンレススチール製
装置上部から300mm程度上部にフードを取り付けてくださ
い
(排気量 5.7~8.5m3/分) |